Webサイトのリニューアル時に最低限確認しておくべきこと

フリーランスWebデザイナーの身を守る!Webサイトのリニューアルを引き受けるときに最低限確認しておきたいこと

Webサイトのリニューアルには地雷が多すぎて公開までに4回くらいはあちらの世界に足をつっこむ。

最近、新規案件とリニューアル案件は半分半分くらいになりました。
「ホームページは名刺がわりに持たないと」と10年ぐらい前に開設した会社が「うちのサイトもだいぶ古くなったからリニューアルしようか」という時期かもしれませんね。

今回、ちょうど私もリニューアル案件の相談が来ましたので、確認事項をまとめるついでに記事にしておきます。
ちなみにこの記事は、フリーランスのWebデザイナーがWebサイトのリニューアルを引き受けたけれど「思っていたのと違うくて爆死」とならないようにと願いながら書いています。

あくまでもフリーランスのWebデザイナー向けの記事だけど、企業のWeb担当者が事前に確認しておいても良いかもしれません。

この記事の対象者

  • フリーランスWebデザイナー(なりたて)
  • 企業のWeb担当者

この記事を読むと・・・

Webサイトリニューアルの見積もりがきた際に最低限確認すべきことが分かります

公開希望日・納期の確認

まず、ブラック案件かどうかの確認。

個人的な感覚ではありますが、公開希望日まで2ヶ月を切る案件はグレー、1ヶ月を切る案件はブラックです。

・公開希望日から2ヶ月前に話が来た案件 → 「Webサイトの制作期間を把握していない。
・公開希望日から1ヶ月前に話が来た案件 → 「担当者がルーズな可能性あり。超危険。

というふうに僕の中では考えています。サイトの規模にもよりますが、公開希望日が1ヶ月を切る案件は自分の身を守るために断ったほうが良いかもしれません。

板川 恵司朗

もし受注する場合は特急費用を見積もりに含んでおきましょう。

ドメイン・サーバの管理

ドメイン・サーバを誰が管理しているのか分からない場合は死亡フラグ

実際、ドメイン・サーバを誰がどのようにいくらで管理しているのか分からない会社はあります。確認してはじめて「ドメイン?サーバ?そういうのがあるんですね〜」という感じになったりも。制作会社やサーバのIPアドレスなどを確認すればどこのドメインとサーバを使っているか分かり、色々と対処はできますので安心してください。

ドメイン・サーバの契約者がクライアントの場合はそれほど手間はかかりません。しかし、契約者が制作会社の場合、ドメインの移管であったり、サーバデータの移行なども発生する可能性がありますので要注意です。

ちなみにリニューアル時のサーバ・ドメインは下記のような取り扱いはが考えられます。

①ドメインとサーバの契約者がクライアントの場合 → 引き続き利用
②ドメインとサーバの契約者が制作会社の場合 → ドメインは移管、サーバは新設
③現ドメインと現サーバとは別に新設する場合 → 新設は簡単だけど他媒体のURL変更が必要

ちなみに②と③の場合、次のメールを調整する必要が出てきます。
私の場合、よっぽどのことが無い限り、クライアントにドメインとサーバを契約してもらいもらいます。その方が、メールも自由に作れたり、サテライトサイトだけを他社に依頼するとかもしやすいので。

板川 恵司朗

サーバ・ドメインの契約はクライアントにはハードルが高いので、サポート費用を別途もらい対応しています。

サイトドメインで管理しているメールを確認

現行サイトがあるということは、一緒にメールが動いている可能性が大です。

基本的にはホームページのデータとメールのデータは一緒のサーバに保管されています。よって、サイトドメインのメールアドレスが存在していることがほとんどです。

Webをリニューアルするからレンタルサーバも新しくしようかと安易に考えると痛い目を見ます。理由は下の通り。

・業務で使っている場合があるため、メールが落ちている時間を極力少なくしなければならない
・メールサーバが変わるとメールクライアントのホストも変更する必要がある
・メールサーバを新しくする場合、アカウントも新しく用意しなければならない

ちなみにドメインを新しくして、メールアドレスも新しくするという案もでるかもしれません。その場合、名刺やパンフレット、看板、被リンクのURLを変更するデメリットも把握しておきましょう。リダイレクトという手段もありますが、基本的にはドメイン・サーバはあるものを使うというのがベストです。

板川 恵司朗

メールサーバだけそのままにして、Webサーバを別にするというのも一つの手かもしれませんね。

リニューアルの理由

ここからやっとWebデザイナーのような項目です。

リニューアルしたい理由をクライアントに確認しておきましょう。新しいWebを構築するにあたっての要件定義にもなってきます。リニューアルしたい理由はクライアントごとに違いますが、私の場合下記のような理由がありました。

スマートフォンにも対応させたい
デザインが古くなったから新しくしたい
月額費用が高い
自分たちで更新したい
サイトからの成約を増やしたい
魅力が伝わっていない

10年くらい前に作られたWebサイトのリニューアルであれば上記のような理由にだいたい当てはまるのではないでしょうか。クライアントからリニューアルの理由を事前に聞き出し、要件定義しておくことでリニューアル後の「あれ、思ってたのと違う・・・」を防ぐことができます。

板川 恵司朗

「前のサイトの方が良かった」ということにならないようにしましょうね。

Webサイトの目的

リニューアルの理由は「不満」。サイトの目的は「道筋」。

先述した「リニューアルの理由」と少し似ていますが、この「Webサイトの目的」は制作する側が積極的に聞き提案する項目です。「リニューアルの理由」はあくまでクライアントの現行サイトに対する「不満」なので、その不満を汲み取り、Webデザイナーの視点を取り入れWebサイトの目的や目標を立て、クライアントを成功に導いてあげましょう。これをしないとWebデザイナーと言えません。

あと、リニューアルの理由で挙げられた項目が「Webサイトで改善するよりもSNSをやったほうが良いんじゃね?」と、Webサイトだけで解決しないほうが良い場合もあります。

板川 恵司朗

ブランディングを重視している場合は話が変わってきますが、個人的には手軽で効果が出るようにすることがビジネスにおいて正解だと思います。

まとめ

以上、「フリーランスWebデザイナーの身を守る!Webサイトのリニューアルを引き受けるときに最低限確認しておきたいこと」でした。

この記事を構成するにあたって、Webサイト制作で確認するべきことを上げていました。ただ、今回は「身を守る」と「最低限」をキーワードに紹介した項目を取り上げました。

ちなみにWebサイトを制作する際に、よく家に例えるのですが、土地が無いと家は建てられませんよね。しかも土地があっても他の人が管理している土地だったらそこに無断で建てるなんて言語道断。今回はそのレベルの話でした。

【番外編】Webサイト制作で確認すべきこと

・公開希望日、納期
・ドメイン、サーバの管理
・サイトドメインで管理しているメールの確認
・リニューアルの理由
・Webサイトの目的
・納品方法
・対応するブラウザ
・対応するデバイス
・現行サイトのURL引継ぎ
・システム要件
・CMSの設置箇所
・現行サイトの原稿流用の可否
・写真素材などの提供の有無

などなど

制作会社に勤めているディレクターさん、他にもたくさん項目はあると思うので「いやいや、これは確認しないとでしょ!」という項目がありましたらお気軽にコメント欄へご記入ください。すっごい助かります。

板川 恵司朗

サイトのリニューアルには思いもよらないところに地雷が潜んでますので、注意しながら話を進めていきましょう。

ではでは。

この記事を書いた人

keishiro

こんにちは、板川恵司朗です。