地味に時間がかかる修正指示…「短時間で作りたい」でも聞き直しが無いものを作りたい!
修正の指示書や依頼書って地味に作るのに時間がかかったりしますよね。
かといって電話で済ませるのは言った言ってないの世界になるので、やっぱり書面で残しておきたい。
文章だけだと誤解もあるので、画像付きで作りたいけど、少し時間がかかる…といった悩みありましたよね。
少なからず、僕はありました。
指示書作成で悩み続けて早5年。Acrobat Proや、Chromeのキャプチャのアドオン「Awesome Screenshot」、Illustrator、Photoshopを使ったり、Skitchを使ったりして試行錯誤を繰り返していました。
今回ご紹介するWebアプリケーション「AUN(アウン)」を使うと、僕の感覚値ではありますが、今までの指示書の手間が半分くらいになります。
想定する読者
・修正指示書を作る時間を短縮したいWebディレクターや企業のWeb担当者の方
・チラシなどを作っている企業の広報担当者の方
この記事を読むと…
・指示書共有Webアプリ「AUN(アウン)」を使うことで時短になることが分かります。
AUN(アウン)とは
AUN(アウン)とは登録不要の修正依頼・指示ツール。Web制作の現場で、バグや修正の指示をスムーズにすることを目的に作られたWebアプリケーションです。
AUN(アウン)と従来手順の比較
今まで僕がやっていた指示書を作る手順と、AUNで作る手順を比較してみます。
今までの手順
- スクリーンショットを撮影する
- 保存する
- 保存されたデータをアプリケーションで開く
- 修正指示を書き込む
- 指示書データを適切な場所に保存する
- 指示書を相手に送る
AUNでの最短手順
- キャプチャするページのURLを入力
- 修正指示を書き込む
- 指示書のURLを相手に送る
- 指示書データをエクスポートして適切な場所に保存する
といった感じに、AUNでの指示書作成手順は簡略化されています。
指示書のデータを特に保存しておく必要がなければ最短3ステップで完結することができる素晴らしいツールです。
AUN(アウン)のここが素晴らしい
1.URLからページをキャプチャしてくれる
AUNにアクセスしてもらうと分かりますが、対象のサイトのURLを入力するだけで、ページ全体のキャプチャが撮影され、画像が出力されるという機能。ポケモンで言う金銀から搭載された「ひでんの技」をAボタンを押しただけで実行できる機能が備わった感じです。もしくは自転車にセレクトボタンを押しただけで乗れる機能のような快適さです。
ただし、JavaScriptなどでローディング機能をつけていたり、スクロールに合わせて表示させているようなページの場合、正しく読み込めない場合がありますので注意が必要です。
有料版を使うと「高度なキャプチャ設定」という機能を使えるのでそのあたりで多少解消できるかと思いますが、全画面表示でJavaScriptバリバリのページやベーシック認証されているページのキャプチャには向かないとので、その際はブラウザの拡張機能だったりSkitchを使ったりしましょう。
2.クリップボードからの読み込みが便利
上で「JavaScriptバリバリのページのキャプチャには向かないと思うので、その際はブラウザの拡張機能だったりSkitchを使ったりしましょう。」と書きましたが、他のソフトと連携しやすいのがこの「クリップボードからの読み込み」機能。
指示を加えたい画像をクリップボードにコピーしておいて、AUNの画面で貼り付けるだけで画像が準備されます。
この機能があれば、JavaScriptバリバリのサイトやIllustratorやPhotoshopで開いた紙データもキャプチャを撮りすぐに指示を書いていけるのでとても便利です。
3.確認漏れを防ぐ設計で作られたエクスポートデータ
正直「Web上だけで確認するのは怖い」と思っていて、データをダウンロードしたらどんな感じで表示されるのかな?と少し心配したのですが、そんな心配は無用でした。
エクスポートすると下の画像のようにPDF上部にはキャプチャ画像に修正箇所の番号が振られ、下部には修正箇所の詳細が一覧で表示されます。
修正箇所の詳細が一覧で表示されるので、視覚的にも分かりやすく修正の漏れを防ぐ設計になっています。
セキュリティが厳しい場合は有料版もしくは使わない方が良い
保存されたデータはランダムなURLが割り振られるので、データを盗み見られる可能性は低いのですがセキュリティとしては完璧ではありません。
もし、セキュリティ対策が必要なデータを扱う場合は有料版にアップグレードしてパスワード機能を使うことをおすすめします。月額3,000円〜なので個人利用の人には少しハードルが高いかもしれませんが、指示書を毎日のように作る人であればきっと時短で元を取ります。
僕個人としては、今のところは有料版にアップグレードせず、情報が漏れても問題ないデータを取り扱う場合に使用しています。今後、ディレクション業務が増えた場合は有料版にアップグレードしましょうかね。
まとめ
以上、登録不要の修正依頼・指示ツール「AUN(アウン)」のご紹介でした。
日常的な作業ほど、数分短縮するだけでかなりの効率化が図れます。特に、修正指示って疲れますよね。どう伝えれば要望通りの修正が行われるか色々と考えます。
やっぱり文字だけでは上手く伝わらない部分もあるので、そう言うときはこの「AUN(アウン)」を使って画像を用いた修正指示書を作ってみてはいかがでしょうか。
これで、ディレクターとデザイナー・プログラマーは阿吽の呼吸ですね。
ではでは。
この記事を書いているときにSkitchが改めて便利だったので次はSkitchを紹介しようかな。